大阪 高槻市で、養子縁組みをしていた女性を殺害したとして逮捕された、生命保険会社の元社員が、事件当日、東京と大阪を往復する間に、何度も服装を変えていたとみられることが、捜査関係者への取材でわかりました。
警察は足取りをたどられないよう、変装を繰り返していたとみて調べています。
生命保険会社の元社員、高井凜容疑者(28)は、去年7月、大阪 高槻市の住宅で養子縁組みをしていた高井直子さん(54)を、風呂の浴槽で溺れさせて殺害したなどとして、殺人などの疑いで逮捕されました。
凜容疑者は事件当日、当時住んでいた東京の自宅から大阪の現場を訪れ、再び東京に戻ったとみられ、捜査関係者によりますと、この経路にある防犯カメラの映像から、容疑者が往復する間、何度も服装を変えていたとみられるということです。
途中、女装したような姿も写っていたということです。
また、NHKが入手した現場付近の防犯カメラには、事件当日の午後3時すぎ、サングラスとマスクで顔が隠れた容疑者とみられる人物が写っていました。
こうしたことから、警察は足取りをたどられないよう変装を繰り返していたとみて、さらに調べを進めています。
警察の調べに対し、凜容疑者は黙秘しているということです。
-- NHK NEWS WEB