大阪・高槻市で養子縁組みをしていた女性を殺害したとして逮捕された生命保険会社の元社員が、事件当日、当時住んでいた東京の自宅にスマートフォンを置いたまま大阪の現場を訪れていた疑いがあることが捜査関係者への取材でわかりました。
警察は位置情報から居場所を特定されないよう、持ち歩かなかった可能性があるとみて調べています。
生命保険会社の元社員、高井凜容疑者(28)は、去年7月、大阪・高槻市の住宅で養子縁組みをしていた高井直子さん(54)を風呂の浴槽で溺れさせて殺害したなどとして殺人などの疑いで逮捕され、27日、検察に送られました。
これまでの調べで、防犯カメラの映像などから、凜容疑者が事件当日、当時住んでいた東京の自宅から大阪の現場を訪れていたとみられていますが、その際、容疑者がスマートフォンを自宅に置いたままにしていた疑いがあることが捜査関係者への取材でわかりました。
部屋にスマートフォンが残されていたという情報が、容疑者の親しい知人を通じて警察に寄せられたということです。
警察は、容疑者がスマートフォンの位置情報から居場所を特定されないよう持ち歩かなかった可能性があるとみて調べています。
警察によりますと、調べに対し黙秘しているということです。
-- NHK NEWS WEB