NTT西日本は、先週発生した光回線を使ったインターネット通信の障害について、ネットワークをつなぐ伝送装置が故障したことが原因だと明らかにしました。会社では、予備の装置も同時に故障したため、復旧に時間がかかったとして、再発防止策を講じることにしています。
今月25日の通信障害では、午前9時前からおよそ6時間にわたって関西や東海、北陸、それに中国や九州などの広範囲で、光回線を使ったインターネット通信サービスがつながりにくい状態となりました。
会社は29日、調査の結果、通信障害の影響を受けたのは最大211万回線で、このうち、最大63万回線では48分間にわたり、全くつながらない状況だったことを明らかにしました。
原因については、ネットワークをつなぐ伝送装置が故障したためだとしたうえで、予備の装置も同時に故障したため、状況の把握に手間取り復旧に時間がかかったとしています。
会社では故障の詳しい原因をさらに調べるとともに、再発防止策を講じることにしています。
NTT西日本は「想定外の事象が発生し、復旧に時間がかかってしまったうえ、お客様への周知が遅くなり、深くおわびいたします。設計の見直しを行い、再発防止を進めていきます」と話しています。
-- NHK NEWS WEB