車の電動化を加速させるため、自動車メーカーのホンダは、韓国の大手電池メーカーと共同で、アメリカにEV=電気自動車向けの電池工場を建設することになりました。
発表によりますとホンダは、韓国の大手電池メーカーLGエナジーソリューションと合弁会社を設立し、アメリカにEV向けの電池工場を建設することで合意しました。
出資比率はホンダが49%、LG側が51%で、工場建設にかかる投資総額はおよそ6000億円に上るということです。
2025年からの量産開始を目指していて、生産された電池はアメリカなどにあるホンダの工場に供給されます。
ホンダは、2040年に販売する新車のすべてを、EVや水素で発電して走るFCV=燃料電池車にする目標を掲げていて、販売台数の3割余りを占めるアメリカで電動化を加速させるねらいです。
ホンダの三部敏宏社長は「需要のあるところで製品を生産するというポリシーで、バッテリーの現地調達や生産を進めている」とコメントしています。
EVの電池をめぐっては、トヨタ自動車もアメリカに電池の生産工場の建設を進め、2025年に稼働を開始することを目指しています。
-- NHK NEWS WEB