ヤフーは、運営するオークションサイトで絶滅のおそれのある両生類や昆虫などおよそ4000種について、生物の多様性を守るため個人での出品を禁止することになりました。
会社によりますと、対象となるのは環境省の「レッドリスト」に掲載されている、絶滅危惧種や準絶滅危惧種などでサンショウウオやオオムラサキなどおよそ4000種です。
運営するオークションサイト「ヤフオク!」で、9月29日から個人による出品を禁止します。
このオークションサイトでは、これまで法律で対面での販売が義務づけられている哺乳類や鳥類、は虫類は、出品を禁止していましたが、両生類や昆虫類などは、一部を除いて出品が可能でした。
しかし、絶滅のおそれのある生物が大量に出品され乱獲などが懸念されていることから、生物の多様性を守るため出品の禁止を決めました。
ヤフーは、対象となる生物の出品が確認された場合、削除などの対応を取るとしています。
一方で、氏名や連絡先などを公開した登録業者については、人工的に繁殖させた場合にかぎり出品できるとしています。
両生類などの生き物のネットでの販売をめぐっては、メルカリや楽天のフリマアプリでは、すでに個人での出品が禁止されています。
-- NHK NEWS WEB