名古屋市の高速道路でバスが横転・炎上するなどして2人が死亡、7人がけがをした事故で、死亡したのは勤務先に向かうために乗車していた64歳の乗客の男性と55歳のバスの運転手と確認されました。
8月22日、名古屋市北区の名古屋高速道路で、市中心部から県営名古屋空港に向かっていたバスが分離帯に衝突して横転・炎上し、バスに乗っていた乗客と運転手合わせて8人のうち男性2人が死亡したほか、乗客6人と後続の乗用車を運転していた男性1人の合わせて7人がけがをしました。
警察によりますと、亡くなった2人について、バスの乗客で名古屋市千種区の会社役員、利光克仁さん(64)と、バスを運転していた名古屋市守山区の大橋義彦さん(55)と確認されたということです。
利光さんは、勤務先のビル管理などの会社に向かう途中だったということです。
これまでの調べで事故現場にはブレーキの痕がなく、バスは少なくとも数百メートル手前から時折左によれて境界線を踏むような不安定な走行を繰り返す様子が後続の車のドライブレコーダーに写っていたことが分かっています。
警察は、後続の車のドライブレコーダーのほか、乗客や目撃者の証言などから事故原因の解明を進めています。
-- NHK NEWS WEB