国内の主な自動車メーカーの先月の生産台数は、世界的な半導体不足の影響は続いているものの、中国 上海で外出制限が解除されたことなどから生産が回復し、8社のうち7社が前の年の同じ月を上回りました。
国内の主な自動車メーカー8社は、30日、7月の国内外の生産台数を発表しました。
それによりますと、このうち7社が前の年の同じ月を上回り、増加率は
▽三菱自動車工業が32%
▽マツダが23%
▽ダイハツ工業が19%
▽SUBARUが13%
▽スズキが10%
▽日産自動車が9%
▽ホンダが5%となりました。
中国 上海で6月に外出制限が解除されたことなどを受けて、アジアを中心に海外での生産が回復していることが主な要因です。
一方、トヨタ自動車は、海外での生産は48万4000台余りと7月としては過去最高でしたが、国内では新型コロナの感染拡大や、大雨の影響で一部の工場の稼働停止を余儀なくされたことなどから、世界全体の生産は前の年の同じ月に比べて8%減少しました。
各社では、7月の生産は前の年に比べて回復したものの、世界的な半導体不足や新型コロナの感染拡大に伴う影響は続いており、生産の正常化は依然として見通せない状況が続いているとしています。
-- NHK NEWS WEB