ロシア極東の石油・天然ガス開発プロジェクト「サハリン2」について、ロシア政府は、三井物産に続いて三菱商事に対しても、新たに設立したロシア企業に出資することを承認したと発表しました。
両社は事業への参画が認められたことで、サハリン2の権益の維持に向けて大きく前進した形です。
「サハリン2」についてロシア政府は大統領令に基づいて8月5日、これまでの運営会社の「サハリンエナジー社」から事業を引き継ぐ新たなロシア企業を設立し、プロジェクトに参画している三井物産と三菱商事は、権益を維持するため、新会社の株式を取得する方針を決めていました。
これについてロシア政府は31日、政令を発表し、新会社に対して三菱商事が10%出資することを承認したと明らかにしました。
これは三菱商事が「サハリンエナジー社」に出資していたのと同じ比率になります。
ロシア政府は30日、三井物産による新会社の株式の取得を承認したと明らかにしたばかりで、両社はいずれも事業への参画が認められたことでサハリン2の権益の維持に向けて大きく前進した形です。
-- NHK NEWS WEB