トヨタ自動車は、EV=電気自動車向けの電池の生産能力を増強するため、日本とアメリカの工場に最大7300億円を投資すると発表しました。再来年・2024年から段階的に生産を開始する計画です。
発表によりますと、トヨタはEV向けの電池の生産能力を増強するため、日本国内の工場や、パナソニックとの合弁会社が持っている兵庫県姫路市の工場、そしてアメリカ・ノースカロライナ州で建設中の工場に新たに投資を行うとしています。
投資総額は最大7300億円にのぼり、再来年・2024年から段階的に生産を始める計画だということです。
トヨタでは今回の投資により、去年5月時点と比べて6倍程度の電池の生産能力を確保できるとしていて、生産した電池はすべてトヨタのEVに供給される予定です。
トヨタは2030年にEVの販売台数を350万台にするという計画を掲げていて「各地域の電気自動車の需要拡大に着実に対応するため供給体制の構築に取り組んでいく」とコメントしています。
EVの電池をめぐっては、ホンダも韓国の大手電池メーカーと共同でアメリカに総額およそ6000億円を投じて電池工場を建設予定で、大型の投資計画が相次いでいます。
-- NHK NEWS WEB