1日の東京外国為替市場は、円安が進み、円相場は1998年以来、24年ぶりの円安水準を更新し、1ドル=139円台半ばで取り引きされています。8月31日と比べて、ドルに対して1円程度値下がりしていて、円安が加速しています。
1日の東京外国為替市場は、アメリカの金融当局の幹部が講演で利上げを継続する姿勢を改めて示したことなどから、今月開かれる金融政策を決める会合以降も、利上げが長期化するという見方が広がり、高い利回りが見込めるドルを買って円を売る動きが強まっています。
また、アメリカで利上げが長期化することで景気が減速するという見方から、1日の東京株式市場では、日経平均株価が午前の終値で400円以上値下がりしました。
市場関係者は「景気が冷え込む可能性があっても、インフレを抑え込むために利上げを継続するというアメリカのFRBの方針は変わらないという見方が広がっている。このためアメリカの長期金利は今後も上昇すると見込まれ、ドルを買って円を売る展開になっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB