EV=電気自動車に欠かせない蓄電池の製造能力を高めるため、経済産業省は、2030年までに3万人の技術者を育成するという目標を新たにまとめ、その実現に向けて産学官で人材育成を進める団体が、31日設立されました。
蓄電池は、EVの普及に加え、再生可能エネルギーで発電した電力を蓄えるためにも欠かせなくなっていて、経済産業省は、2030年までに関連産業全体で3万人の技術者を育成するという目標を新たにまとめました。
その実現に向けて産官学で人材育成を進める団体が、31日設立され、都内で記者会見が開かれました。
この団体には経済産業省のほか、蓄電池の関連産業が集積する関西に拠点を置く電池メーカーや大学などが参加しています。
2024年度から関西にある工業高校や高等専門学校などで、技術者を育成する専門的な教育プログラムの実施を目指すということです。
さらに、こうした取り組みをほかの地域にも広げ、国内の蓄電池の製造能力を大幅に拡大させたいとしています。
-- NHK NEWS WEB