ロシア極東の石油・天然ガス開発プロジェクト「サハリン2」をめぐり、広島ガスは、1日までに、ロシア政府が設立した新会社とLNG=液化天然ガスを調達するための契約を結んだことを明らかにしました。
「サハリン2」からは、広島ガスなど全国にある電力・ガス会社が長期契約でLNGを調達していて、先月、ロシア政府が設立した新会社から各社に対して、新たに契約を結ぶよう求める通知が届いていました。
これを受けて、広島ガスは1日までに、この新会社との間でLNGを調達するための契約を結んだことを明らかにしました。
広島ガスは、NHKの取材に対し「地域に安全・安心なエネルギーを安定して供給し続けることが使命だと考え、新会社と契約を締結した。これまでと同じ条件で供給を受けられるものと思う」とコメントしています。
契約の詳しい内容などは明らかにしていませんが、これまで広島ガスは、年間に調達しているLNGの半分ほどにあたる最大21万トンを「サハリン2」から調達する契約を結んでいました。
「サハリン2」をめぐっては、東京ガスや九州電力なども、新会社と契約を結んだことが明らかになっています。
-- NHK NEWS WEB