2日の東京外国為替市場、アメリカが大幅な利上げを続けるという見方から円安が一段と加速し、円相場は一時、24年ぶりの円安水準となる1ドル=140円台前半まで下落しました。
2日の東京外国為替市場では、日本時間の1日夜に発表されたアメリカの経済指標が市場の予想を上回ったことを受けて、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が大幅な利上げを続けるという見方が広がりました。
このため日米の金利差の拡大が意識され、円を売ってより利回りの見込めるドルを買う動きが広がっています。
円相場は1998年8月以来、24年ぶりの円安水準まで値下がりしています。
市場関係者は「FRBのパウエル議長が家計や企業に痛みをもたらしてでも金利を引き上げる強い姿勢を示すなかで日本政府・日銀がどのような対応をとるのかに市場の関心が集まっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB