インターネットバンキングを使って、高齢の顧客の口座から自分の口座に現金を不正に送金したとして、横浜銀行の41歳の元行員が逮捕され、女性の口座からは複数の送金が確認されていることから警視庁が関連を調べています。調べに対し、容疑を一部否認しているということです。
逮捕されたのは、横浜市港北区の横浜銀行の元行員で、コンサルティング会社社長の高橋延年容疑者(41)です。
警視庁によりますと、高橋容疑者は横浜銀行の行員だった7年前、インターネットバンキングを使って、顧客の高齢女性の口座から現金50万円を自分の口座に不正に送金したとして電子計算機使用詐欺の疑いが持たれています。
送金に気付いた女性などから相談を受けた警視庁が捜査した結果、容疑者による不正が分かったということです。
調べに対し、「振り込んだことは間違いないが承諾は得ていた」と供述し、容疑を一部否認しているということです。
女性の口座からは複数の送金が確認されていて、警視庁が関連を調べています。
横浜銀行は「厳粛に受け止め深く反省するとともに、お客さまをはじめ関係者の皆さまに心よりお詫び申し上げます」などとコメントしています。
-- NHK NEWS WEB