アメリカのIT大手、グーグルは、日本などで、アンドロイド端末の利用者が、クレジットカードといった外部の決済システムを利用してアプリの購入代金などの支払いができる、新たな仕組みを始めると明らかにしました。
グーグルはこれまで、アンドロイド端末用にアプリを提供する開発者に、自社の決済システムを使うよう義務化し、売り上げの最大30%を手数料として徴収してきましたが、この仕組みがアプリ市場の独占に当たるとして各国が規制の強化を打ち出しています。
こうした中、グーグルは、日本やインド、オーストラリアなどで、アンドロイド端末の利用者が、クレジットカードといった外部の決済システムを利用して、アプリの購入代金などの支払いができる、新たな仕組みを始めると明らかにしました。
アプリの開発者は、今月1日から外部の決済システムの導入を選択できるようになるということで、まずはゲーム以外のアプリを対象とし、今後、対象の拡大もありうるとしています。
アプリの開発者が外部の決済システムを導入する場合、グーグルに支払う手数料がこれまでより4%減額されるため、利用者にとっても、アプリの購入代金などの値下げにつながる可能性があります。
アプリの決済システムをめぐっては、IT大手のアップルも、日本などで、外部の決済システムを利用できる仕組みを開始しています。
-- NHK NEWS WEB