大手宅配業者の集配所に押しかけ、チェーンソーで従業員を脅した罪に問われた男に津地方裁判所は「犯行の動画をサイトに投稿し社会に与えた影響も大きい」として、執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。
三重県伊賀市の元トラック運転手、長谷川和輝被告(27)は去年12月、大手宅配業者の集配所で「さっさと荷物を出せ」などとどなり、チェーンソーのエンジンをかけるなどして従業員を脅したとして、暴力行為等処罰法違反の罪に問われました。
犯行の様子を撮影した動画をインターネットのサイトに投稿し、検察が「模倣性も高い」として、懲役1年6か月を求刑していました。
22日の判決で、津地方裁判所の高橋正典裁判官は「被害者に強い恐怖心を与えたほか、動画をサイトに投稿し社会に与えた影響も大きい」と指摘しました。そのうえで「謝罪文を作成するなど反省の態度を示している」として、懲役1年6か月、執行猶予3年を言い渡しました。
-- NHK NEWS WEB