5日朝早く、けがをして血を流した男性が横浜市内の警察署内に助けを求めてきた直後、刃物を持った女の会社員が追いかけ、男性を刺そうとしました。警察は、ベトナム国籍の会社員をその場で逮捕しましたが、男性はその後死亡し、警察は今後殺人の疑いで調べることにしています。
5日午前4時半すぎ、横浜市磯子区にある磯子警察署に上半身から血を流した男性が倒れ込むように入ってきました。
その直後、追いかけるように刃物を持った女が入ってきて、署内で男性を刃物で刺そうとしたことから警察が取り押さえ、その場で殺人未遂の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、札幌市に住所がある会社員でベトナム国籍のレ・ティ・ゴック・ハン容疑者(35)で「刺したことに間違いありません」と話しているということです。
刺されたのは、磯子区久木町の酒見剛さん(37)で、警察署から病院に搬送されましたが、まもなく死亡しました。
これまでの調べによりますと、磯子警察署の向かい側にあるマンションの部屋の前から警察署にかけての道に血のあとが残っていたということで、警察は酒見さんがこのマンションの中で刺され、警察署に逃げ込んだとみています。
警察は、今後、容疑を殺人に切り替えて詳しいいきさつを調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB