3年前、川崎市の首都高速道路 湾岸線のトンネルで、1人が死亡、22人がけがをした多重事故で、事故のきっかけとなる車両火災を起こしたなどとして警察は、トラックを運行する会社の社長などを書類送検しました。
2019年12月17日、川崎市の首都高 湾岸線のトンネル内で、走行中のトラックが炎上し、煙が立ちこめる中で、後続の合わせて17台が絡む多重事故が起きて高速バスを運転していた50歳の男性が死亡、22人が重軽傷を負いました。
警察によりますと、その後の調べで、事故のきっかけとなったトラックの火災は、エンジン部分が壊れてオイルが漏れ出したことによって起きた疑いがあることが分かったということです。
警察は、整備を怠るなどして車両火災や多重事故を引き起こしたとして、トラックを運行する会社の47歳の社長を業務上過失致死傷の疑いで書類送検しました。
また、70歳の当時の運転手についても車から煙が出ていたのに走行を続けて事故を引き起こすなどしたとして、業務上失火と過失運転致死傷の疑いで書類送検しました。
警察の調べに対し、2人は容疑を認めているということです。
-- NHK NEWS WEB