6日のニューヨーク株式市場はアメリカの景気の底堅さを示す経済指標の発表を受けて大幅な利上げが続くとの見方から売り注文が出て、ダウ平均株価が値下がりしたほかナスダックの株価指数も7営業日連続で下落し、株価の下落傾向が続いています。
連休明けの取り引きとなった6日のニューヨーク株式市場ではこの日、発表されたアメリカの非製造業の景況感を示す経済指標が市場の予想を上回り、景気の底堅さを示す内容だったことから、FRB=連邦準備制度理事会が景気を冷え込ませるおそれのある大幅な利上げをちゅうちょなく続けるとの見方が広がりました。
このため売り注文が出てダウ平均株価の終値は先週末に比べて173ドル14セント安い3万1145ドル30セントでした。
ダウ平均株価は先月26日にFRBのパウエル議長が講演で、利上げを続ける姿勢を鮮明にして以降、下落傾向が続き、この間の下落幅は2100ドルを超えています。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も、6日は0.7%の下落と、先月26日以降、7営業日連続で下落しています。
市場関係者は「今月下旬に予定されているFRBの金融政策を決める会合を前に投資家がリスクを避けようと売り注文を出していることも株価の下落につながっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB