物価高騰への追加対策をめぐり政府は、ガソリンなどの燃料価格の負担を軽減するため、石油元売り各社に支給している補助金を、段階的に引き下げながら、ことし12月末まで延長する方針を固めました。
政府はガソリンなどの燃料価格の上昇を抑えるため、石油元売り会社に補助金を支給していて、現在は1リットル168円を基準価格としたうえで、それを上回る分について35円までなら全額を、35円を超えた分についてはその半額を支給しています。
この対策が今月末で期限を迎えることから、政府は補助金を段階的に引き下げながら、ことし12月末まで延長する方針を固めました。
基準価格の水準については1リットル168円を維持する一方
▽来月は1リットル当たり35円
▽11月は30円
▽12月は25円と段階的に引き下げることにしています。
そのうえで上限を超えた場合に、半額を支給する仕組みは継続することにしています。
政府としては、負担軽減の大枠は維持する一方、今月末までに1兆8800億円余りを支出する見込みであることから、財源にも配慮した形です。
-- NHK NEWS WEB