7日のニューヨーク株式市場はFRB=連邦準備制度理事会の副議長の講演をきっかけにアメリカの金融引き締めが長期化することへの懸念が後退して買い注文が増え、ダウ平均株価が400ドルを超える値上がりとなったほか、ナスダックの株価指数も8営業日ぶりに上昇しました。
7日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は前日に比べて435ドル98セント高い、3万1581ドル28セントでした。
ダウ平均株価の値上がりは3営業日ぶりです。
FRBのブレイナード副議長が講演で金融引き締めが経済に悪影響を及ぼすリスクに触れたことをきっかけに金融引き締めが長期化することへの懸念が後退して買い注文が増えました。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も2.1%の大幅な上昇で、8営業日ぶりに上昇に転じました。
市場関係者は「原油価格の下落も株価の値上がりにつながった。先月下旬にFRBのパウエル議長が講演で利上げを続ける姿勢を鮮明にして以降、続いていた株価の下落傾向にひとまず歯止めがかかった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB