ミックスジュースを販売する際、メロンの果汁が2%しか使われていないにもかかわらず、消費者に誤解を与えるような表示をしていたとして、消費者庁から再発防止などの措置命令を受けた大手飲料メーカーが、今月予定していた新商品の発売を中止すると発表しました。
発売中止となったのは、大手飲料メーカーの「キリンビバレッジ」が今月13日から季節限定で発売する予定だった「トロピカーナ ざくろ&プルーンテイスト」です。
「トロピカーナ」の別の商品に対しては、メロンの果汁が2%しか使われていないにもかかわらず、原料の大部分がメロン果汁であるかのような表示が景品表示法違反にあたるとして、消費者庁が6日、販売元のキリンビバレッジに再発防止などを命じる措置命令を行いました。
これを受けて、会社は改めて商品の表示を精査し、今回の新商品の発売中止を決めたということで、ほかの商品についても、順次、精査を進めていくとしています。
キリンビバレッジは「措置命令を真摯に受け止め、お客様に商品の特徴がより伝わるパッケージへと改善してまいります」としています。
-- NHK NEWS WEB