7日に山口県下関市にある卸売会社で倉庫の壁などが崩れて従業員1人が死亡、2人が重軽傷を負った事故で、警察は8日朝から会社の社長の立ち会いのもとで建物の状況などを詳しく調べています。
7日午後1時すぎ、下関市一の宮卸本町にある雑貨の卸売会社「辻豊」の倉庫の壁などが崩れて近くに止まっていた車7台が下敷きになり、従業員の男性3人が巻き込まれて樋口善彦さん(55)が死亡したほか、2人が重軽傷を負いました。
事故を受けて警察は8日午前8時から20人ほどの態勢で、会社の社長の立ち会いのもとで現場の状況を詳しく調べています。
警察によりますと、建物の構造や崩れた壁などの状態を確認しているほか、建築基準法を満たした建物かどうかなどを調べているということです。
下関市によりますとこの倉庫は鉄骨造りで昭和45年に建てられたあと、3階部分を増築したということで、面積や用途から法律上定期的な点検などが求められる建物ではないということです。
市は今後、建物の使用状況などについて会社に報告を求める方針です。
-- NHK NEWS WEB