週明け12日のニューヨーク株式市場はアメリカで続く記録的なインフレが収まっていくのではないかとの観測などから買い注文が増え、ダウ平均株価は4営業日連続の値上がりとなりました。
12日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は先週末と比べて229ドル63セント高い3万2381ドル34セントでした。
ダウ平均株価の値上がりは4営業日連続で、この間の上昇幅は1200ドルを超えました。
13日に発表される予定のアメリカの8月の消費者物価指数の伸びが7月よりも鈍って記録的なインフレが収まっていくのではないかとの観測が出たことに加えて、業績への期待感からIT関連銘柄などに買い注文が増えました。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も12日は1.2%の上昇と、4営業日連続の上昇となりました。
市場関係者は「市場ではインフレがピークを迎えて今後、収まっていくのではないかとの楽観的な見方が広がっていて、発表される指数に関心が集まっている」と話しています。
一方、ニューヨーク外国為替市場では、このところ急速な円安が続いていましたが、12日は1ドル=142円台を中心とした取り引きとなりました。
-- NHK NEWS WEB