高齢のドライバーによる交通事故を防ぐために、国が普及を目指している自動ブレーキなどの安全技術を搭載した「安全運転サポート車」の性能を確かめる試乗会が22日、経済産業省で行われました。
経済産業省や国土交通省などは、高齢のドライバーによる事故を防ごうと、自動ブレーキや、ペダルの踏み間違いによる急発進を防ぐ性能などの安全技術を搭載した「安全運転サポート車」の普及を目指しています。
22日は、その性能を確かめようと経済産業省の敷地内で国内の自動車メーカー8社が製造した「安全運転サポート車」の試乗会が行われました。試乗会では、関係省庁の副大臣らが助手席に座り、時速30キロ程度で走行している車が前方の障害物を検知し、ブレーキが自動で作動する性能などを確認しました。
国土交通省によりますと、おととし1年間に国内で販売された新車のうち、自動ブレーキを搭載した車は全体の45%、ペダルの踏み間違いによる急発進を防ぐ性能を搭載した車は35%にとどまっています。
試乗会に参加した高木経済産業副大臣は、「自動ブレーキなどの安全技術が機能することを改めて実感した。安全運転サポート車の普及に向けてさまざまな施策を打ち出したい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB