13日のニューヨーク株式市場はアメリカの8月の消費者物価指数の上昇率が市場の予想を上回ったことを受けてダウ平均株価が一時、1300ドルを超える急落となりました。また、外国為替市場でも円相場は一時、1ドル=144円台後半まで円安が加速しました。
13日、アメリカの8月の消費者物価指数が発表され、前の年の同じ月と比べて8.3%の上昇と市場予想を上回りました。
この発表を受けてニューヨーク株式市場では利上げによる景気減速への懸念から売り注文が膨らみ、ダウ平均株価が一時、1300ドルを超える急落となりました。
また、ニューヨーク外国為替市場ではアメリカの大幅な利上げが続くとの見方が広がり、円を売ってより利回りが見込めるドルを買う動きが強まりました。
円相場は一時、1ドル=144円台後半まで値下がりしました。
市場関係者は「インフレが収まっていくのではないかとの見方が広がっていただけに消費者物価指数の上昇率が驚きをもって受け止められた。このため投資家の間でリスクを避ける姿勢が強まり売りが売りを呼ぶ展開となっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB