14日のアジアとオセアニアの株式市場では、アメリカの先月の消費者物価指数の上昇率が事前の予想を上回ったことでニューヨーク市場で株価が急落した流れが続き、各地で株価は大幅に下落しています。
日本時間、午前11時半時点の各地の代表的な株価指数は、前日の終値と比べて、オーストラリア・シドニーでおよそ2.6%、香港でおよそ2.2%の大幅な下落となっています。
また、韓国と台湾でそれぞれおよそ1.5%、値下がりしています。
アメリカの先月の消費者物価指数の上昇率が事前の予想を上回ったことでアメリカの大幅な利上げが今後も続くという見方が広がり、ニューヨーク市場でダウ平均株価が急落した流れが続いています。
市場関係者は「アメリカの大幅な利上げが続くことで世界経済の先行きが一段と不透明になるという見方から、株式市場で売り注文が膨らんでいる。アジアなど新興国経済の先行きへの懸念が強まっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB