総務省は14日、NTT西日本で先月に起きた通信障害をめぐって当時の状況を確認するため、大阪市内にあるNTT西日本の施設に立ち入り検査を行いました。
NTT西日本では先月25日、関西をはじめとする広い範囲で光回線を使ったインターネット通信の障害が発生し、最大211万回線が影響を受け、このうち最大63万回線は48分間にわたってつながらない状況となりました。
これを受けて総務省は14日、電気通信事業法に基づいて大阪市内にあるNTT西日本の施設に立ち入り検査を行いました。立ち入り検査では通信障害の対応にあたった際の人員配置や予備の設備が動かなかった原因などについて、NTT西日本の担当者に聞き取りを行ったということです。
総務省は、今回の通信障害は電気通信事業法が定める「重大な事故」にあたるとみていて、NTT西日本に対し事故原因や再発防止策を今月下旬までに報告するよう求めています。
NTT西日本の親会社のNTTは「立ち入り検査があったことは事実です。今回の事故を厳粛に受け止め、再発防止に努めたい」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB