大手製紙メーカーの王子ネピアは、運転手不足による輸送費の高騰や円安による原料価格の上昇で、ティッシュペーパーなど家庭向けの紙製品の価格を、5月から10%以上値上げすると発表しました。
発表によりますと、王子ネピアは、ティッシュペーパーやトイレットペーパー、それにキッチンタオルなど、主に家庭で使われる紙製品を5月の出荷分から値上げするということです。
これはトラックの運転手不足で輸送費が高騰していることや、円安により紙の原料のパルプや燃料の輸入価格が上昇しているためだということで、出荷段階で10%以上値上げします。
値上げはおよそ1年半ぶりで、小売価格に反映された場合、ティッシュペーパー5箱入りのパックでは、20円~30円程度の値上げになるということです。
家庭向けの紙製品では、最大手の大王製紙も再来月から10%以上価格を引き上げることを決めていて、製紙大手の値上げが相次ぐことになります。
-- NHK NEWS WEB