ことし1月、東京 大田区のマンションで妻にメタノールを飲ませるなどして殺害したとして、警視庁が製薬会社に勤める40歳の夫を殺人の疑いで逮捕したことが捜査関係者への取材で分かりました。
夫は薬品の研究や開発の業務にあたっていて、警視庁が詳しいいきさつを調べています。
ことし1月、大田区西馬込のマンションの1室で、この部屋に住む吉田容子さん(40)が意識不明の状態となり、病院に運ばれましたがその後、死亡しました。
捜査関係者によりますと遺体からはメタノールが検出され、死因は「急性メタノール中毒」だったということです。
警視庁は、当時の状況などを捜査していましたが、夫で製薬会社に勤める吉田佳右容疑者(40)が妻にメタノールを飲ませるなどして殺害したとして16日、殺人の疑いで逮捕したことが捜査関係者への取材で分かりました。
これまでの捜査で、メタノールの入手経路や摂取させた方法については特定されていないものの、捜査関係者によりますと、夫は勤務先で薬品の研究・開発の業務にあたっていてメタノールを取り扱う機会があったということです。
市販のものなど外部から購入した履歴は確認されていないということで、警視庁が詳しいいきさつを調べています。
警視庁の任意の調べに対し、容疑を否認していたということです。
-- NHK NEWS WEB