JR東日本は、朝のラッシュ時を避けると割安になる「オフピーク定期券」の導入に向けて、国に申請を行いました。10%程度の値下げとなり、来年3月の導入を目指します。
JR東日本が導入に向けて国に申請した「オフピーク定期券」は、朝のラッシュ時の1時間半の時間帯は利用できない代わりに、通常の定期券より10%程度値下げします。
山手線や京浜東北線、中央線など東京都内を中心に16路線の278駅で来年3月の導入を目指します。
利用できない時間帯は利用する駅によって異なりますが、おおむね午前6時から9時までの時間帯です。
一方、導入に合わせて、通常の定期券はこれまでよりも1.4%値上げし、全体の収支では今と比べて増収にならないと想定しています。
また、通学用の定期券はこれまでの料金を維持します。
導入によって会社では、全体の利用者の5%に当たる1か月で延べ80万人が朝のラッシュ時を避けて通勤すると見込んでいます。
JR東日本は「『オフピーク通勤』を促すことで、混雑緩和に取り組んでいきたい」としています。
-- NHK NEWS WEB