20日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価は一時、500ドルを超える大幅な値下がりとなりました。21日にアメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会の金融政策を決める会合の結果が発表されるのを前に、大幅な利上げが続いて景気が減速するという見方が広がりました。
20日のニューヨーク株式市場は売り注文が増える展開となり、ダウ平均株価は一時、前日に比べて500ドルを超える大幅な値下がりとなりました。
21日にFRBの金融政策を決める会合の結果が発表されるのを前に、大幅な利上げが続いて景気が減速するという見方が広がりました。
ダウ平均株価の終値は前日に比べて313ドル45セント安い、3万706ドル23セントでした。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数は0.9%の下落でした。
市場関係者は「FRBの会合の結果やパウエル議長の会見での発言内容を見極めたいという投資家もいる一方で、当面のリスクを避けようと売り注文を出す投資家が多かった。アメリカの長期金利が上昇していることも懸念材料となり、株価の下落につながった」と話しています。
また、ニューヨーク外国為替市場の円相場は1ドル=143円台後半を中心とした水準での取り引きとなりました。
-- NHK NEWS WEB