AI=人工知能が人の表情や特徴を分析して、その人にふさわしいと判断した広告を表示する新たなシステムを、大手IT企業などが開発し、ことしの夏ごろの実用化を目指しています。
このシステムは、大手IT企業の日本マイクロソフトが広告代理店の博報堂と共同で開発したもので、商業施設の中などで、人工知能が鏡に映る人の表情や特徴を分析して、その人にふさわしいと判断した広告を表示します。
例えば、ひげを生やしている男性には、ひげそりに使うシェービングクリームの広告、疲れている表情だと分析された人には、栄養ドリンクの広告が画面に表示されます。
ことし夏ごろの実用化を目指していますが、すでに商業施設や大手日用品メーカーなどから問い合わせがあるということです。
日本マイクロソフトの浅野智業務執行役員は「人工知能の顔の認識は精度が高くなっていて、より効果的な広告になる」と話しています。
-- NHK NEWS WEB