週明け26日のニューヨーク株式市場は、大幅な利上げ観測などからアメリカの長期金利が上昇したことで売り注文が増え、ダウ平均株価は5営業日連続で値下がりし、ことしの最安値を更新しました。
26日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は先週末に比べて329ドル60セント安い2万9260ドル81セントと、ことしの最安値を更新しました。
ダウ平均株価の値下がりは5営業日連続で、下落幅は1700ドルを超えました。
この日、FRB=連邦準備制度理事会の幹部の金融政策に関する発言などからアメリカの大幅な利上げが続くとの観測が広がったことで売り注文が増えました。
さらにイギリスの通貨ポンドの急落と国債の金利上昇がアメリカ国債の金利上昇にも波及し、株価を押し下げました。
市場関係者は「欧米での利上げに伴って世界の景気が冷え込むことへの懸念が広がっていることに加えて、ドルが急激に値上がりするとアメリカの企業の業績に悪影響が及ぶとの見方も出ている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB