アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を減らそうと、自動車メーカー各社はアクセルを急に踏み込んでも加速を抑えることができる新しい安全機能を相次いで導入しています。
このうちホンダは、今月発売した軽自動車の新型モデルに、新しい安全機能を搭載しました。
時速30キロ以下で走行している時に、ドライバーがアクセルを急に踏み込むと、運転席のディスプレーと音でドライバーに警告するほか、5秒間は踏み込む前の速度を維持しその後も時速30キロまでしか加速できないようにしています。
周囲の障害物などを検知して加速を抑える機能はすでに普及していますが、新たな安全機能は、まわりの状況に関係なく作動するため、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故が防止できると期待されています。
ホンダの高石秀明エグゼクティブチーフエンジニアは「ペダルの踏み間違いは交通事故での大きな課題のひとつで、こうした課題をひとつひとつ技術で解決し、交通事故ゼロを実現したい」と話しています。
踏み間違いによる車の加速を抑える機能は、トヨタ自動車がすでに一部の車種に搭載しているほか、マツダやダイハツ工業も今月、発売した新型車から搭載を始めていて、自動車メーカー各社で導入が広がっています。
-- NHK NEWS WEB