28日のニューヨーク株式市場はイギリスの中央銀行が市場を安定させるためイギリス国債の買い入れを発表したことを受けて先行きへの警戒感が和らいで買い注文が膨らみ、ダウ平均株価は7営業日ぶりに値上がりに転じました。
28日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は前日に比べて548ドル75セント高い2万9683ドル74セントでした。
ダウ平均株価の値上がりは7営業日ぶりです。
イギリスの中央銀行が、財政悪化への懸念から価格が下落していたイギリス国債を市場の安定を図るため一時的に買い入れると発表し、欧米の長期金利が下落したことを受けて先行きへの警戒感が和らいで買い注文が膨らみました。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も2%の大幅な上昇でした。
市場関係者は「債券市場ではイギリス国債の価格が下落し金利が上昇したことがアメリカの金利上昇にも波及し緊張が高まっていたことから、イギリス国債の買い入れは投資家の間で安心材料と受け止められた。ダウ平均株価は前日まで6営業日連続で下落しこの間の下落幅は1800ドルを超えていたこともあって買い戻しの動きが強まった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB