28日、愛知県豊田市の東名高速道路を走行していたトラックから積み荷のガスボンベが大量に落下して爆発・炎上し、巻き込まれた別の車に乗っていた3人が死傷した事故で、逮捕されたトラックの運転手は「急ブレーキをかけた。ボンベの積み方が甘かったかもしれない」という趣旨の供述をしているということです。警察はガスボンベの積載状況などを詳しく調べています。
28日午前5時半すぎ、愛知県豊田市の東名高速道路のランプで、トラックの荷台から大量のガスボンベが路上に落下して次々に爆発し、渋滞のため前方に止まっていた別の2台のトラックも巻き込まれて炎上してこの2台に乗っていた1人が死亡、2人が顔などにやけどをしました。
この事故で警察は29日、ガスボンベを積んだトラックを運転していた愛知県常滑市の会社員、浅井渉容疑者(29)を過失運転致死傷の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、トラックはおよそ120本のガスボンベを愛知県から静岡県に運搬中だったとみられていますが、調べに対し浅井容疑者は容疑を認め、「止まりきれないと思い急ブレーキをかけた。ボンベの積み方が甘かったかもしれない」という趣旨の供述をしているということです。
また警察が現場近くを走っていたほかの車のドライブレコーダーの映像などを調べたところ、ガスボンベはトラックから落下した直後に出火し爆発していたということです。
警察は、ガスボンベの積載状況に問題がなかったかなど詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB