30日の東京株式市場は、世界経済の減速への懸念から幅広い銘柄に売り注文が広がり、日経平均株価は、終値としておよそ3か月ぶりに2万6000円を割り込みました。
30日の東京株式市場は、アメリカやイギリス、それにドイツなどで長期金利が上昇傾向にあり、世界経済の減速への懸念が強まっていることから、半導体関連を中心に売り注文が広がり、一時、600円以上値下がりしました。
▽日経平均株価、30日の終値は前日より484円84銭安い2万5937円21銭と、終値として、およそ3か月ぶりに2万6000円を割り込みました。
▽東証株価指数=トピックスは32.86下がって1835.94。
▽1日の出来高は15億2029万株でした。
市場関係者は「アメリカで利上げによる個人消費の減速が意識され、ITや半導体大手の業績の先行きへの警戒感が強まり、東京市場でもハイテク関連を中心に売り注文が広がった。ヨーロッパでのインフレ懸念も強まっていて、世界経済の先行きへの不透明感は晴れないままだ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB