新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンの職域接種をめぐり、松野官房長官は、準備が整った会場では接種の開始時期を前倒しし、10月17日の週から実施できるようにする考えを示しました。
今月から始まったオミクロン株に対応したワクチン接種をめぐり、政府は、10月から11月にかけて一日100万回を超えるペースで接種できる体制を整備したいとしていて、10月24日からは職域接種も始める方針です。
これについて松野官房長官は閣議のあとの記者会見で、29日午後3時までに全国の443の会場から職域接種の申し込みがあったことを明らかにしました。
そのうえで「申し込み件数は徐々に増加している。これまで職域接種を実施してきた企業や大学などは、ぜひ実施を検討いただきたい」と呼びかけました。
そして「すでに準備が整っている一部の接種会場については、10月17日の週から実施する予定だ。ことし中に希望するすべての接種対象者がオミクロン株対応ワクチンの接種を受けられるよう、引き続き自治体や企業などと連携して取り組んでいく」と述べました。
-- NHK NEWS WEB