岸田総理大臣は、京都市で開幕した科学技術に関する国際会議で、経済安全保障を推進するため、量子、AI=人工知能、バイオなどの分野で官民が連携し、投資を加速する考えを示しました。
国内外の著名な研究者や政府関係者、それに企業経営者などが参加して、2日、京都市で科学技術に関する国際会議が開幕しました。
開会式で、岸田総理大臣は英語であいさつし「私の政権では、気候変動などの社会課題を成長のエンジンとする『新しい資本主義』を掲げ、科学技術によるイノベーションを重要な柱としている。このため、イノベーションの源泉となる人への投資を含む基礎研究力を強化するとともに、価値観を共有する同志国と連携し、国際頭脳循環を促進する」と述べました。
また「経済安全保障の推進のため、量子、AI=人工知能、バイオなどの分野において、国家戦略・国家目標を進め、官民連携により投資を加速していく。そして科学を正しく利活用するための原則についても、各国と連携して検討を進めたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB