来年春に卒業する大学生などの内定式が多くの企業で開かれ、日本航空は3年ぶりに客室乗務員も含めて、すべての職種で採用を行い、およそ300人が内定式に出席しました。
日本航空は、新型コロナウイルスの影響で経営が悪化し、去年と、ことし春の2年間、パイロットなど、一部を除いて新卒の採用を見送ってきました。
羽田空港近くの会場で行われた3日の内定式では、客室乗務員120人、パイロット80人、地上で働く総合職100人、一人ひとりに内定の通知書が手渡されました。
客室乗務員に内定した大学4年生の小林なつなさんは「小さいころから空を飛ぶ仕事に就くことに憧れていました。きょうの日を迎えられて率直にうれしいです」と話していました。
会社では、今回採用を見送っていた2年間に大学などを卒業した人も新卒として採用を行って、内定を出した人もいるということです。
内定式で日本航空の赤坂祐二社長は「航空業界の回復だけではなく、脱炭素などの社会課題をしっかり考え、実行することに皆さんの力をぜひ貸してほしい」と述べ、内定者を激励しました。
-- NHK NEWS WEB