4日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価は800ドルを超える大幅な値上がりとなり、およそ2週間ぶりに3万ドルを回復しました。大幅な利上げが続くとの見方がいくぶん後退して買い注文が膨らみました。
4日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は前日に比べて825ドル43セント高い、3万316ドル32セントとおよそ2週間ぶりに3万ドルを回復しました。
ダウ平均株価の値上がりは2日連続で、この間の上昇幅は1500ドルを超えました。
オーストラリアの中央銀行がこの日、発表した利上げの幅が市場の予想を下回ったことに加えて、アメリカの8月の求人数が市場の予想を下回ったことを手がかりに大幅な利上げが続くとの見方がいくぶん後退し、買い注文が膨らみました。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も3.3%の大幅な上昇となりました。
ニューヨーク外国為替市場では日米の金利差拡大への警戒感が和らぎ、円相場は一時、1ドル=144円を挟む水準まで値上がりしました。
市場関係者は「ダウ平均株価は先月の1か月間で2700ドルの大幅な下落となったことから、欧米の長期金利の低下傾向が続いていることもあってひとまず買い戻しの動きが強まった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB