アメリカの起業家、イーロン・マスク氏は、ソーシャルメディア大手、ツイッターについて「買収で、何でもありのアプリ『X』の開発を加速させる」とSNSに投稿し、いったんは撤回した買収に意欲を示しました。
アメリカの電気自動車メーカー、テスラのCEOで起業家のイーロン・マスク氏は、ことし4月、ソーシャルメディア大手のツイッターを買収することで会社側と合意しましたが、その後、一方的に計画を撤回しました。
会社側は、合意を履行するよう求める訴えを起こし、裁判開始まで2週間を切った4日、マスク氏が当初の合意と同じ条件で再び買収を提案したことが明らかになっています。
これについてマスク氏は、自身のツイッターに「買収で、何でもありのアプリ『X』の開発を加速させる」と投稿し、いったんは撤回した買収に意欲を示しました。
マスク氏は過去に、ツイッターを中国のSNS、ウィーチャットのような、電子決済など日常のさまざまな場面で使えるアプリにしたいという意向を示したことがあり、アプリ『X』はこの構想を指すとみられます。
アメリカメディアは、マスク氏と会社側が今週金曜日(7日)にも買収で再び合意する可能性があると伝えていますが、マスク氏はこれまで態度を二転三転させていることから交渉がスムーズに進むかは不透明な情勢です。
-- NHK NEWS WEB