トヨタ自動車は、タイヤのボルトの不具合でリコールを届け出て取り扱いを停止していたEV=電気自動車について、部品交換などの対策をとり、今月26日から定額利用の「サブスクリプション」での取り扱いを再開すると発表しました。
トヨタはことし6月、会社として初の量産型EVとなる「多目的スポーツ車」について、タイヤを車体に取り付けているボルトが緩んで脱落するおそれがあるとして、国土交通省にリコールを届け出て取り扱いを停止していました。
これについて、トヨタは6日、タイヤを車体に固定するボルトが今回の車の駆動力に耐えられる仕様になっていなかったことや、一部のホイールの加工に不備があったことなどが原因だとする調査結果を発表しました。
そのうえでトヨタでは、問題が確認されたボルトやホイールを速やかに交換するなどの対策をとるとしています。
トヨタでは、このEVの生産を6日から再開していて、今月26日からは定額利用の「サブスクリプションサービス」での取り扱いも再開する予定だとしています。
トヨタ自動車の前田昌彦副社長は「お客様に不安を与えてしまい本当に申し訳ない。トヨタの安心・安全への信頼を取り戻せるようしっかり対応したい」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB