ネット銀行大手の住信SBIネット銀行は7日、ロシアのウクライナ侵攻による市場環境の悪化を受けて延期していた株式上場に向けた手続きを、東京証券取引所に再び申請したと発表しました。
住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが50%ずつ出資して2007年に開業し、住宅ローンなどを中心に、預金残高が7兆円を超える国内大手のネット専業銀行です。
銀行では、ことし3月にロシアのウクライナへの軍事侵攻などの影響で、市場の環境が悪化したため、東京証券取引所への上場の手続きを延期していましたが、市場の環境が改善したとして7日、上場に向けた手続きを東証に再び申請したということです。
今後、東証の審査が行われる予定で、具体的な上場の時期や市場の区分については、未定だとしています。
銀行としては、上場によって得た資金を異業種が銀行業に参入するためのサービスを提供するビジネスなどに投じ、住宅ローンに続く新たな収益の柱として事業を強化したいとしています。
-- NHK NEWS WEB