7日のニューヨーク株式市場はアメリカの先月の雇用統計で失業率が低下したことなどを受けて、記録的なインフレが長引き大幅な利上げが続くとの見方から売り注文が膨らみ、ダウ平均株価は600ドルを超える大幅な値下がりとなりました。
7日のニューヨーク株式市場は、7日に発表されたアメリカの先月の雇用統計で失業率が低下したことなどを受けて、記録的なインフレが長引き大幅な利上げが続くとの見方が広がって売り注文が膨らみました。
このため、ダウ平均株価の終値は前日と比べて630ドル15セント安い2万9296ドル79セントでした。
ダウ平均株価の値下がりは3日連続です。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も3.8%の急落となりました。
ニューヨーク外国為替市場ではアメリカの長期金利の上昇を受けて日米の金利差の拡大が意識され、円を売ってドルを買う動きが出て、円相場は一時、1ドル=145円台半ばまで値下がりしました。
市場関係者は「先月の雇用統計では就業者数や賃金の伸びも依然として高い水準にあると受け止められ、FRB=連邦準備制度理事会が景気を冷え込ませるおそれのある大幅な利上げをちゅうちょなく続けられるとの見方が出たことも株価の下落につながった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB