経済産業省はこの冬に節電を促すため、電気の使用量を前の年よりも3%以上減らした家庭に対して、月1000円相当のポイントを上乗せするなど、新たな支援策を実施すると発表しました。
政府は電力の小売り事業者が実施する節電プログラムに登録した家庭に対しては2000円相当の、企業に対しては20万円相当の、買い物などに使えるポイントを付与する制度をすでに導入しています。
この冬は厳しい電力需給が見込まれることから、経済産業省は11日、来年1月分から3月分の電気料金について、電気の使用量を前の年の同じ月よりも3%以上減らした家庭や企業を対象に新たな支援策を実施すると発表しました。
実際に削減できた場合、
▽家庭に対しては、1か月当たり1000円相当の、
▽企業には1か月当たり2万円相当のポイントを、
事業者が実施する節電プログラムに上乗せする形で付与することにしています。
またこれとは別に、政府が電力需給ひっ迫警報や注意報を出した際に節電を行うと、削減量に応じて1キロワットアワー当たり最大で40円分のポイントを付与することにしています。
これまでに287の電力の小売り事業者がプログラムへの参加を申請し、販売電力量全体の95%余りに上るということで、経済産業省では家庭や企業に登録を呼びかけ、節電を促したいとしています。
-- NHK NEWS WEB