去年7月に静岡県熱海市で起きた土石流の起点に残されている盛り土について、静岡県は11日、造成当時の土地の所有者に代わって、撤去する工事を始めました。
土石流の起点に残されている推計で2万立方メートル余りの盛り土をめぐり、静岡県は、造成当時、土地を所有していた神奈川県小田原市の不動産会社に対し、ことし8月に撤去を求める措置命令を出しましたが、会社側は応じていません。
このため県は、不安定になっているおよそ1万6000立方メートルの土砂を不動産会社に代わって撤去することを決め、11日から工事が始まりました。
-- NHK NEWS WEB