日産自動車とルノーは、今の資本関係を対等な立場に見直そうと、ルノーが持つ日産の株式の比率を今の43%から15%に引き下げることを軸に具体的な協議に入ったことがわかりました。
日産自動車とルノーは、ルノーが日産の株式の43%を持つ大株主なのに対し、日産が持つルノーの株式は15%にとどまっていて、これまで日産側は対等な立場となるよう出資比率の見直しを求めていました。
関係者によりますと、両社は対等な資本関係への見直しに向けて、ルノーが持つ日産の株式の比率を今の43%から15%に引き下げることを軸に具体的な協議に入ったことがわかりました。
日産の内田誠社長と来日したルノーのルカ・デメオCEOが10日、直接、会談し、資本関係を見直す一方で、両社の関係をさらに強固にすることを確認したということです。
また、両社はルノーが日産に対して求めているEV=電気自動車の新会社への出資などについても合わせて協議を進める方針です。
20年を超えて続いてきた両社の資本関係を見直し、日産が目指すルノーとの対等な関係がどこまで実現できるか協議の行方が注目されます。
-- NHK NEWS WEB