現在公開中のアニメーション映画、『ひるね姫~知らないワタシの物語~』。
「ひるね」がキーワードになった不思議な物語です。
監督は世界に多くのファンを持つアニメーション監督の神山健治さんです。
東日本大震災のあと、アニメやファンタジーの意味を再考したという神山さんに新作への思いを聞きました。
アニメーション映画、『ひるね姫~知らないワタシの物語~』。
主人公は、眠ることが特技だという高校3年生のココネ。
物語の舞台は、2020年の岡山県倉敷市です。
ココネは、幼いころに母を亡くし、自動車の整備工場を営む父親と、2人暮らしをしています。
東京オリンピックが3日後に迫った日、事件が起きます。
父親が、大手自動車メーカーの機密情報を盗んだ疑いで逮捕され、東京へ連れて行かれてしまうのです。
父親の無実を信じるココネは、その疑いを晴らそうと、あとを追って東京を目指します。
どこでも眠ることができるココネ。
物語には、彼女が見る夢の世界が大きく関わってきます。
夢に出てくる不思議な国で、ココネは、父親とともに化け物に立ち向かっていました。
実は、そんな夢の中のできごとが、現実世界の事件を解決するヒントになっていたのです。
夢と現実の世界を行き来し、事件の真相に迫る中で、少しずつココネは成長していきます。
-- NHK NEWS WEB